昨年初頭「桜の園」上演のため作成された危口の分身(ゾンビフィケイティッド・キグチ)は、約一年の時を経てTPAM参加企画 Rules & Regs にて再登場し…
その後[中身]を失いつつも[器]である草臥れたパーカー(もう10年以上着てる)こそ本体だったと気づくに至り、新たな内実=藁を得て遠く離れた鳥取の地に蘇るのだった。だからいままさにこのパーカーを着ながらブログを書いてる俺にしても代替可能な[中身]でしかない。
ひとつ気に入ったものを見つけたらずうっとそれを使い続ける、身につけ続けるタチで、なんでこんなことになったのか分からないが、例えば「ゲームセンターあらし」にしろ「両津勘吉」にしろ憧れの存在は常に同じ服装だったから自分もまたそういうモノになりたいのかもしれない。或いは、壊れるまで使い続けてようやく充たされるタイプの所有欲がトグロを巻いているとか。
というわけで今日は初めて使うマテリアル、すなわち藁と戯れてみた一日でした。作業終了後はNHK鳥取支局にて収録。今回の計画のみならず、搬入プロジェクトぜんたいについて有ること無いことああだこうだ喋ってみました。放送は明日2/20 18時過ぎからNHK鳥取ローカル枠で7分間ほど流れます。どんなことになっているのやら。