Carry-In-Project Tottori

2/17(Sun)

日記記録風に。

2/15

黄金町滞在最終日。ある程度荷物をまとめた後、KAATに向かう。TPAMディレクションで新作「ぼ や っ と す る(まぬけ)」を発表する篠田千明(ex快快)の手伝い。簡単な打ち合わせを経て14時から本番。インスタレーション展示+パフォーマンス(というか出来事)による体験型作品。俺は一番最初のセッションにだけ参加。全体像は把握できていないので、実際に体験したお客さんの感想を聴いてみたい。ところで今回のTPAMディレクション、一方に舞台出身ながらインスタレーションに向かう篠田がいれば他方で現代美術方面から参加するナデガタインスタントパーティーも居たりで領域の混淆が進んでいる。ナデガタ山城君いわく美術界隈でもパフォーマンスはちょっとしたトレンドらしく、そういえばテイト・モダンでもTANKなんて空間が出来たり、昨年は竹橋の近代美術館で「14の夕べ」も開催されてたし、そういうもんなんだろう。コレが何を意味しているのか今はよくわからない、けど、わかりたいと思う。パフォーミングアーツがもともと持っている芸能的側面をどこまで分離できるのか/して良いのかという問題を考える。それぞれの作り手がどんな観客像を想定しながら仕事をしているのか訊いてみたい。エクスペリメンタルであること、それが肯定的な意味を持つことへの疑いが頭をもたげている。俺自身は実験という意識で企画したり上演したりしたことは多分ない。自分や自分の知り合いが面白いと思ってくれそうなことをやっています。だから交友範囲の振れ幅が重要になる。たくさんの知人友人を抽象的一義的な「観客」に還元するのは難しいし、いまのところその必要性も感じていない。死者や犬や樹木や苔や石とも友達気分で居られれば良い。

テクテク歩いてBankARTへ。飴屋法水×中村茜のトークを聞きに。14時から始まっていたので最後のほうしか聞けてない。「言いたくないことは言わなくてもいい」という飴屋さんの言葉が印象に残った。いわき総合高校で作られた「ブルーシート」で飴屋さんはテキストも書かれたそうだが、出演者が言いたくない台詞を強制することはなかったという。これは飴屋さんの作品を観てよく思うことだが、飴屋さんは出演者の出来ないことは無理にさせてない(ように見える)。ただし、出演者本人が「こんなもんだろう」と思っている以上に「できること」を使い倒す。この特徴、「ブルーシート」に於いては作品終盤、HIPHOPダンスを嗜む男の子が延々と基本ステップを踏み続けるシーンなどによく表れていると思う。既にそこにあるものから最大限の力を引き出す手腕にいつも感嘆し、つまりエゲツねえ…と思う。水を求めたとき新たに水道管を敷設するようなことはせずとも雑巾を最後の一滴まで絞りだすような苛烈さがある。ところでトークイベント終了後に喫煙所に行ったところ、ご本人に出くわしこのブログをチェックしてると言われ背筋が凍ったのだが、頑張って続けます。飴屋さんは他にも大事なキーワード(縦軸と横軸、など)を出されていたのでコレもおいおい触れていきたい。

会場で快快の連中と合流し、岸田戯曲賞の発表を待つ彼らとともに中華街のカラオケ屋へ。何曲かメタルを歌ってスッキリした所で次の現場へ向かう。冨士山アネットによる新作公演「シャウレイの十字架」観劇。トークゲストとして呼ばれたのでメモを取りつつ観た。

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毎度毎度の横滑りトークを終え、急ぎ足で引越し作業へ。快快佐々木さんに車を出してもらい手荷物を日吉のアパートに輸送。鳥取用の荷造りを翌日に投げてそのまま就寝。

2/16

ちんたらと荷造り作業してたら午前も尽きかけている。慌てて荷物をまとめて日吉の駅前でモバイルルーターを借りる。そして武蔵小山アマラブへ。最終決定案を模型で確認する。今回の横田医院、かなりの難敵だったが、なんとか面白い搬入になりそうで安心+嬉しい。こちらがTPAMでバタバタしてたのでアマラブしんけ君の協力は大変ありがたかった。

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段ボール箱に模型を梱包し、ヤマト便営業所から発送手続き済ませる。そのまま品川駅に向かい新幹線のぞみ号に乗車。京都でひかり号に乗り換える。キラキラしたのぞみに比べすっかり色褪せたひかり号の空間に驚く。過日の栄光よ何処へ。黄色い鈍い光に満たされた車内で一線を退いたかつてのスターが甘やかにただれていく感じをボンヤリと味わった。相生駅で一旦山陽本線に乗り二駅先の上郡へ、そこで特急スーパーいなば号に乗ればあとは終点鳥取まで座っているだけ。

駅を出て一服しているところに迎えの車が現れる。今回我々を呼んでくださったキュレイターの赤井さん、そしてなんと美術家の山本高之さんが運転手だったりして驚いた。山本さんの作品はコチラ。

http://takayukiyamamoto.com/works/

今夜のため赤井さんがとってくれた民宿に向かう。ところが玄関先から呼んでも誰も出てこない。仕方がないので勝手に上がり灯りの点いた部屋を除くと誰かが寝ている。そして声を掛けても起きない。よくよく見ると玄関に呼び鈴があるのでコレを押すとけたたましい電子メロディが流れ始め奥の方から女将さんが現れた。顔がインスマウス面だったので怖かった。チェックインだけ済ませ、赤井山本危口で近所の酒場へ。演歌と釣りを愛好する店主の趣味が全開のナイスな居酒屋(兼お好み焼き屋)であった。山本さんから楽しい話、現代美術界隈のことなどをたくさん聞く。そのまま宿に戻り風呂も入らず就寝。というかもともと入浴に意欲的な性格ではない。冬場は特に。

2/17

9時前に起き身支度を整え、10時に会場近くのカフェに集合。今回参加してくれる学生たちと打ち合わせ。コチラの考えていることや、材料調達についての具体的な段取り確認。打ち合わせ終了後、赤井さんとともに、今週いっぱいお世話になる宿泊所へご挨拶に。一昨年まで旅館だった建物なので、使い勝手は問題なし。PCを広げ、事務作業開始。で、今に至る。

明日は竹藪で伐採作業したり農業試験場で藁を担いだりすることになるので早めの就寝が望ましい。

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This entry was posted on February 17, 2013 by in その他.
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